こんにちは。
あずきです。
近年、「ChatGPT」も世間に浸透し始め、AIの成長が目まぐるしい世の中となってきていますね。
そんな中、「AIのファッションモデル」が注目を浴びてきているのはご存知でしょうか?
2023年9月現在、Googleの検索エンジンでは「AI ファッションモデル」という検索キーワードの検索数が前年比900%の割合で上昇しています。
これだけ注目度が高まっているとなると、今後あなたのビジネスでも「AIファッションモデル」と関わるようなことがあるかもしれません。
そんな時にスムーズに対応できるよう、本日は「AIファッションモデル」についてご紹介させていただきます。
◎AIファッションモデルについて理解できる
◎AIファッションモデルのメリットがわかる
◎AI時代に遅れをとらないでいられる
AIファッションモデルとは
AIファッションモデルとは、その名の通りAIで生成したモデルの事です。
引用:AI model株式会社
これらの画像は「AI model株式会社」が生成したAIモデルとなります。
いかがでしょうか?
これが実在しない人たちで、AIで生成されたものというのが信じられないくらい人間らしい質感ではないでしょうか?
何の違和感もないですよね。
AIファッションモデルのメリット5つ
では、AIファッションモデルを起用するメリットとは何なのでしょうか?
ここではアパレルに限らず、AIモデルを起用するメリットをご紹介したいと思います。
①コストが削減できる
何といっても「コスト削減」これは大きなメリットと言えますね。
通常、モデルを起用して撮影を行うとなりますと下記のような費用が発生します。
- モデルの人件費
- カメラマンの人件費
- スタジオ代
- ヘアメイク代
- 衣装代
- カメラ等の機材代
- アシスタントの人件費
AIモデルを起用すると、AIモデルの利用料のみとなりますので、それ以外の費用は掛からないということとなります。
アパレルの撮影となりますと、春夏秋冬の季節に合わせて商品の移り変わりがあるため、その都度の撮影にかかるコストが削減できるというのは、かなり大きな経費削減となります。
またAIモデルは撮影に要する時間も不要となる為、時間の削減にもなりますね。
②NGな業界やポーズが無い
通常モデルを起用しての撮影となりますと、モデルによってはNGな業界やポーズなどがあり、都度所属事務所と確認をとらなけらば行けない事もあります。
例えば、あなたが販売している製品のイメージにピッタリなモデルを見つけたとしても、そのモデルが競合他社のモデルをしていれば、あなたの製品のモデルには起用出来ないですよね。
AIモデルなら、あなたの製品イメージに合わせたモデルを生成できるため、このような事が無くなるのです。
③スキャンダルが無い
モデルのスキャンダルによる損害は誰でも避けたいものですよね。
近年、恋愛スキャンダルに関しては大きな炎上が起きることは無くなってきましたが、起用モデルが法に触れるような事件に関わってしまった場合は、大きなダメージを負うこととなります。
当たり前ですがAIモデルなら、イメージを損なうようなことは無いですね。
④劣化しない
人間は生き物ですので、年齢を重ねるとともに細胞が衰えていきます。
残念ながら見た目の変化は避けられないものです。
また年齢を重ねなくても、モデルによっては体型が変化してしまったり、ヘアスタイルを変えたことにより製品イメージと合わなくなってしまうこともあります。
AIモデルはもちろん、老けることはありません。
それどころが、ヘアスタイルや体系は意のままに変更することすら可能となります。
⑤視認性が高くなることで売上が上がる
モデルを起用して撮影するほどの資金が無い場合、フリー素材を使用されることがほとんどかと思います。
フリー素材のデメリットとしては、「視認性の悪さ」と「他でも使用されている」ため、競合との差別化がしづらいことかと思います。
AIモデルは専属モデルとしての起用も可能なため、あなたの製品やサービスのためだけの、視認性の良いモデルとして起用することが可能となります。
視認性が高くなることにより、各方面で良い影響が表れていることを、「AI model株式会社」は公式サイトにて公開しています。
引用:AI model株式会社
AIモデルの導入によりクリック率が240%、売上が133%、ページ滞在時間が120%上昇し、ページ離脱率が95%減少したというのです。
これは素晴らしい成果ではないでしょうか。
AIファッションモデル採用の実例
では、実際にAIファッションモデルを起用している企業の実例をご紹介いたします。
リーバイ・ストラウス社
あのデニム大手メーカーの「リーバイ・ストラウス社」は2023年3月に、AI生成モデルを試験運用していくことを発表しています。
リーバイ・ストラウス社が取り組んでいるAIファッションモデルは、ただモデルとして起用するということではないようです。
私たちユーザーが、自分の体型や年齢、サイズ、肌の色にパーソナライズした仮想モデルを生成し、そのモデルにアイテムを着用させることで、実際に試着したかのような体験ができるようになるようです。
AIモデルに自身の体型をどこまで正確に投影出来るのかはまだ分かりませんが、実装されたときには、ぜひ使用してみたい機能ですね。
株式会社ライトオン
日本の会社でもAIファッションモデルは取り入れられています。
デニム展開を中心としている、カジュアルブランドの「株式会社ライトオン」は、オンラインショップにてキッズのAIモデルの起用をしています。
ライトオンはAIキッズモデルを起用した背景を次のように述べています。
ライトオンは【ヒトの魅力】と【モノの魅力】で、お客様の期待を超える満足度を提供し、お客様に選ばれ必要とされる企業を目指しており、お客様がより”いいな”と思えることに力を入れていきたいと常々考えています。
今回AIモデルの起用により小さいサイズから大きいサイズまで見せることが可能になり、オンラインショップで着用のイメージをしていただきやすくなること、またモデル着用商品の画像数が従来より約6~7倍増(MENS、WOMENSのAIモデル導入後想定)になるため、ライトオンの魅力の一つである多くの品揃えをAIモデル着用画像としてみせることが可能になりました。
お客様により快適にオンラインショップでのお買い物を楽しんでいただけると思い今回のAIモデル採用に至りました。アパレルの企業として、AIモデルを起用している企業は未だ少なく、デニム展開を中心としたカジュアルアパレルブランドでは弊社が初となります。企業としての挑戦・成長の意欲も伝えていきたいと思っています。
キッズサイズはサイズ展開が多く、モデルを起用するというのはコストも準備時間も、かなり大変な事かと思います。
AIモデルを起用することにより、コストと時間の削減が叶うこととなっていますね。
またユーザー側からしても、オンラインショップの着用画像が増えるのはとても有り難く、企業側とユーザー側の「WinWin」が成り立っているかと思います。
AIファッションモデルの費用は?
AI model株式会社のプレスリリースでは、「50着¥150,000から」となっており、通常のモデル撮影と比較すると、コストは最大70%削減となるとのことです。
またAIモデルはファッションモデルだけにとどまりません。美容商材のイメージモデルから、医療関係、旅行関係、モデルを起用して広告を打ち出すものであれば、どんな製品やサービスにも利用可能となります。
そのため月額5万円で専属モデルとして起用出来るサービスを、打ち出している広告代理店もあり、ホームページや広告媒体、バナーなど、ありとあらゆるものに起用ができる仕組みとなっています。
AIモデルの起用で、視認性が上がり売上も上がるのであれば、大変コストパフォーマンスの良いサービスかと思います。
最後に
いかがでしたでしょうか?
AIモデルは人間との区別が難しいというクオリティまで発達してきていますので、今後様々なところでAIモデルを目にする場面が増えていくことが容易に予想できますね。
そして、そんなAIモデルに懸念されるデメリットは、「人間モデルの仕事を奪ってしまう」ということです。
そんな世間の懸念に対して「AI model株式会社」はインタビューにて次のようにコメントしています。
決して人間の仕事を奪って利益を得るために展開しているわけではありません。オンラインストアをはじめ、ライブコマースやメタバースなど業界全体で販売チャネルが増えているものの、現状で全網羅的に展開できているのは一部の資金力のあるブランドに限られています。AI modelsはリソース不足に頭を抱える企業がこれらの領域に挑戦する手助けができると考えています。生身のモデルに関しても同様で、年齢の問題から仕事の依頼が減ってしまう時期でもAIで顔のパーツを少し変えることで新たな需要を生み出すことができます。標準化できるところはAIに任せ、クリエイティブな部分で人間にしかできない仕事を増やすことができれば、業界の発展につながると思っています。
人間モデルとの共存を目指して活動していくということですが、今後人間のモデルを起用する際は知名度があり、既にファンのいるモデルさんに限られてくる世の中となっていく可能性もあるかと思います。
あなたの明日が明るくなるよう少しでもお手伝い出来たら幸いです。
ご拝読ありがとうございました。
またお会いしましょう。
あずき🫘